「人魚の眠る家」内容が進むと家族に変化が!もう後戻り出来ない

 

 

決断したことは本当に、

正しかったのか?

その答えを導き出すことは、

誰にもできない。

「人魚の眠る家」は大人気のミステリー作家、東野圭吾さんがデビュー30周年を記念して執筆された作品です。

そして2018年11月に篠原涼子さんと西島秀俊さんたち主演で映画化されました。

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サイト管理人のMira.Buleと申します。

「人魚の眠る家」は脳死がテーマになっていますが、原作者の東野圭吾さんはこの作品を「自分が書いていいのか」と悩んでいたそうです。

自分の家族がもし脳死と言われたら?

どう決断するだろうか?

簡単に答えが出せないからこそ、死に対して・・そして生きることを真剣に考えさせられる内容になっています。

娘の脳死が疑われる状況の中で、家族が選択した行動は関わる人の人生も変えていきます。

母親の薫子の想い、家族の葛藤を詳しく見ていきましょう。

今回は以下のような内容でご紹介しています。

人魚の眠る家の内容で選択することは難しい

人魚の眠る家の内容で見る後戻り出来ない状況

人魚の眠る家内容で知る長男生人の心の変化

↓前回の話はこちらからご覧ください。↓

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個人的な本の感想そして作品の内容を詳しく書いています。

あくまでも参考程度にご覧ください。

 

人魚の眠る家の内容で選択することの難しさ

 

人生をかけて守るものがあると、

人は変わっていく。

たとえ間違っていると言われても、

選択を変えることなんてできない。

人魚の眠る家で本当に介護と呼べる状況?

和昌は瑞穂が生きているということを受け入れられず、悩んでいました。

瑞穂は脳の機能は完全に停止しているので、自分の力で呼吸することはできません。

そのため口元に人口呼吸器をつけて呼吸を安定させていますが、見た目はあまりいいものではなかったのです。

そこで部下の星野から提案されたのが、呼吸をコントロールする横隔膜のペースメーカーです。

横隔膜の筋肉に刺激を送り機械を埋め込んで、手術をすれば自然な形で呼吸できるので、見た目がとてもシンプルですし、眠っている普通の女の子に見えます。

薫子はもちろん快諾し、手術も無事成功しました。

在宅介護が始まり、一緒に過ごせる幸せや世話をする達成感が薫子のやる気を一層あげます。

でも実際お金もかかるし、最先端の技術を回復の見込みがない瑞穂に使うことは不自然と感じていましたが、薫子の明るい笑顔を見ていると、和昌は「この状態も無駄ではない」と少しずつ考えを変えていきました。

一般的な考えとして、薫子がしている介護は「ここまでする必要があるのか?」と、疑問に思う人が正直多数だと思います。

でもこの行動がおかしいなんて、もし自分が当事者ならはっきり言えないと思いました。

もし自分の家族が脳死状態になったら・・・どう選択するだろうか?

金銭面など薫子は恵まれた状況という整った条件では有りますが、自分に当てはめても難しい問題だなと思います。

そして・・・ここからは薫子だけではなく、ある人物の人生にも関わってきますが、どう変化していくのか見ていきましょう。

人魚の眠る家で家族以外の人物に影響

薫子は母の千鶴子と介護をしていましたが、まったく動かない瑞穂の筋肉は衰える一方でした。

そこで和昌に相談をすると、自分の会社で働く研究者の星野を自宅に呼び薫子にある装置の説明をします。

それは神経を電気で刺激することで、脳が機能していなくても瑞穂の体を動かすことができるというのです。

しかも手術をする必要もなく、外から簡単な装置を取り付けるだけでいいと言われ、薫子は瑞穂のためと思い導入を決意します。

でもこれで筋肉が鍛えられれば体のあらゆる機能は良くなっていくはず・・と信じていました。

装置を開発した星野は、社長の和昌の命令により今後播磨家に訪れることが決まりますが、そのことが星野の私生活が大きく変化していきます。

人魚の眠る家の内容で後戻り出来ない状況

 

何故そこまで、

迷いなく行動できるのか?

そこには揺るぎない、

信じる心が存在していた。

人魚の眠る家で同情なのか?それとも恋心?

星野が瑞穂の筋力トレーニングを始めて、1か月が経過しましたが順調に筋肉がついてきました。

でも会社の従業員たちは様々な噂を始めます。

目を覚ますことがない瑞穂に一生懸命にしている意味はあるのか?ただ動かしているだけではないのか?

様々な声が聞こえてきますが、星野はまったく気にしません。

だって薫子にとっては娘はしっかり生きていて、これから回復すると信じていることを分かっていたのです。

そんな彼女を見ているうちに、星野はもっと喜んでほしくて装置の改装を重ねます。

星野は会社のためとはいえ、プライベートもなく毎日播磨家に尽くしていました。

様子がおかしいと感じていた存在・・・それは恋人の川嶋真緒でした。

人魚の眠る家で事実を知った人々の反応

星野は真緒と付き合って2年になります。

瑞穂のことで忙しかったですが、2人は久々のデートに出かけました。

ところがなぜか素っ気なく仕事と言い早々と帰ってしまいます。

不思議に思った真緒はタクシーで帰った星野を尾行し、たどり着いたところ・・それは・・

瑞穂のいる播磨家でした。

なぜ?という気持ちがありますが、そこに秘密があると悟った真緒は日を改めて来ることにしました。

そして仕事の帰りに再び来てみると薫子と偶然会い、事情を話して中に入れてもらいます。

星野の恋人だと話をすると薫子は瑞穂を紹介してくれますが、機器を使い体が動いている姿は不思議な光景でした。

ところが、驚いたのはその先です。

誰も機器を動かしていないのに瑞穂の体は動いていました。

恐怖のあまり真緒はその場から思わず逃げ出してしまいます。

薫子は真緒の恋人である星野を束縛していることは重々わかっていましたが、瑞穂のためには星野の存在がどうしても必要でした。

そして星野にとっても、薫子に惹かれていく自分に気づき、真緒との別れを選択しようとしていました。

ここまで様々な人が関わり話が進みましたが、果たして結末がどうなるのでしょうか?

人魚の眠る家内容で知る長男生人の心の変化

 

家族の存在は大事。

でも見えてないことが、

あるのではないだろうか?

見過ごしていくことで

心が壊れていく?

人魚の眠る家で薫子は瑞穂しか見えていない

事故から早くも2年以上の月日が経ちますが、薫子と母親の千鶴子は変わらず介護していました。

そして研究者である星野もいまだに瑞穂をみてくれていましたが、1人だけ違和感を抱く人がいます。

それは薫子の夫和昌でした。

瑞穂はここまでしてもやはり目を覚ますことはありません。

この家のなかはあの事故が起こった日から、全く前に進んでいない状況が続いています。

誰が正しくて誰がおかしいのか、正直わからなくなりますね。

ただ・・・1番の被害者は長男の生人です。

姉は生きていると聞かされていたので、普通に接していましたが、周りの反応は違いました。

同級生からはお姉さんは死んでる、気持ち悪いと言われていじめられそうになります。

薫子は瑞穂が生きていると信じています。

周りは瑞穂が死んでいると思っています。

この感情の差が薫子の孤独を増殖させ、妹である美晴やその子供の若葉まで気を使っていたのです。

このままでは生きている息子の生人さえ幸せになれるとは思えませんね・・。

ところが、介護してきた日々が一変する出来事は突然やってきます。

人魚の眠る家とうとう悲劇が起こる

薫子は生人の誕生日会を開くということで、和昌を始め美晴や若葉そして薫子の両親や星野が駆けつけます。

ところが友人はなかなか来ません。

気になり生人に話を聞いてみると、誰も誘っていない事実を知ります。

なぜなら瑞穂もいるからでした・・・。

薫子は機器を使って瑞穂が生きていることを証明してみせるはず。

そんな姿を見たら友人たちは怖がって、帰ったかもしれない。

それが原因でみんなからいじめられるかもしれない。

そう思った生人は友人を呼ばない・・という選択をしましたが、薫子にとっては納得ができませんでした。

生人を叱りつけます。

それを見た和昌は薫子の頬を叩き、

「自分の価値観を息子や周囲に押し付けることは間違えている」

とはっきり言います。

そして医師の進藤からはテストを受ければ脳死判定になると言われたことをはっきり告げます。

つまり瑞穂はもう死んでいるということ?

薫子はこの言葉にショックを受け、床に顔を埋めますが・・・そのあと思いもしない行動にでます。

 

それにしても生人の気持ちを考えると、心が苦しくなります。

だってお姉さんのことはもちろん大事ですが、この状況はおかしいと幼いながらも分かっているからです。

母薫子と生人の感情の温度差が痛いほど伝わってきますね。

お母さん、生人をもっと見てあげて〜と心から叫びたいです。

そしていよいよラストですが・・・物語はどう進んでいくのでしょうか?

続きはこちらの記事をご覧ください。

「人魚の眠る家」小説は納得できる結末?映画のキャストも紹介

その前はこちらの記事をご覧ください。

「人形の眠る家」あらすじを辿るうちに判明した衝撃的な内容

以上

「人魚の眠る家」内容が進むと家族に変化が!もう後戻り出来ないでした。

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