「かもめ食堂」映画を見る前に知ってほしい3つの魅力

 

 

かもめ食堂の店の雰囲気や、

フィンランドの雑貨に憧れて、

カフェをやってみたいと思った人も多いかもしれない。

「かもめ食堂」は群ようこさんの作品で、2008年に発売されました。

もともと映画の原案として描かれた小説をベースに2006年に小林聡美さん主演で映画化されました。

そのあと原作者の群ようこさんが作品を書き下ろしたそうです。

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サイト管理人のMira.Buleと申します。

これまで「かもめ食堂」の原作について紹介しましたが、もともときっかけは映画です。

その世界観にどっぷりハマってしまい、DVDも購入して何度も見るほど大好きな作品になりました。

原作と映画での違いや登場人物・出てきた料理を詳しく見ていきましょう。

今回は以下のような内容でご紹介しています。

かもめ食堂映画を見る前に知ってほしいその1

かもめ食堂映画を見る前に知ってほしいその2

かもめ食堂映画を見る前に知ってほしいその3

個人的な本の感想そして作品の内容を詳しく書いています。

あくまでも参考程度にご覧ください。

 

かもめ食堂映画を見る前に知ってほしいその1

 

映画では独特の空気感を出しているけど、

原作の雰囲気は壊していない。

それぞれ重要な存在。

かもめ食堂映画の登場人物はシンプル

「かもめ食堂」に登場する主な人物ですが、まず主役のサチエを小林聡美さんが演じています。

フィンランドでかもめ食堂を開店しますが、お客はなかなか来ません。

でも料理の腕はピカイチなので徐々に地元の人に受け入れられます。

幼い頃から習っていた合気道を毎日するのが日課ですが、芯が通っている凛とした女性という印象で初めて会ったミドリを家に招き入れるなど寛大さがあります。

そしてミドリを片桐はいりさんが演じています。

原作でも少し身長が高いので、イメージはピッタリですね。

ミドリは最初から目的があってフィンランドに来たわけではありませんでした。

どこか旅行へに行こうと考えた時、世界地図を広げて指差したらたまたまフィンランドだった・・という理由でしたが、サチエと出会ったことで食堂を手伝いたいと申し出ます。

真面目で一所懸命な彼女の行動は見どころの一つです。

マサコをもたいまさこさんが演じています。

空港で荷物が届かずに困っていた時、たまたま通りかかったかもめ食堂に入ります。

ずっと両親の介護をしていましたが立て続けにふたりとも亡くなり、以前テレビでエアギター選手権を真剣にする姿を見てフィンランドに興味を持ち目的もなくやって来ました。

サチエとミドリが頑張っている姿を見て、マサコもかもめ食堂を手伝い始めます。

トンミ・ヒルトネンをヤルッコ・ニエミさんが演じています。

かもめ食堂記念すべき最初のお客さんで日本が大好きな青年です。

アニメが大好きでガッチャマンの歌詞をミドリから教えてもらったり名前を漢字で書いてもらったりしたこともあり毎日来店します。

リーサをタージャ・マルクスさんが演じています。

かもめ食堂を最初ずっと睨んでいた女性ですが、突然店に入ってきて強い酒を飲み倒れてしまいます。

事情を聞くと夫が突然出て行ってしまったようですが、それが原因で何も手が付かない状態でした。

でもサチエ達と話し少しずつ明るさを戻します。

舞台がフィンランドということもあり登場人物はほとんど地元の人だったので、日本の映画ですがほぼそんな雰囲気がなく不思議な感じでしたね。

かもめ食堂のオープニングが印象的

「かもめ食堂」の映画冒頭シーンではまるまるしたかもめが登場し、

「私は太った人が美味しそうに食事をするのを見るのが好きだ。」

とサチエのナレーションで始まります。

そして店にシーンに繋がりますが、すでにオープンしているので映画ではサチエがフィンランドに来たのか全く描かれていません。

映画としては理由より世界観が大事なので全然問題ないですが、もし気になる人は「かもめ食堂」小説で分かったサチエがフィンランドを選んだ理由をご覧ください。

正直映画を見てフィンランドに行ってみたくなりました。

本気で食堂をしてみたいと思わせてくれる作品です。

フードコーディネーターの飯島奈美さんが映画に出てくる料理をすべて監修していますが、素朴なのに本当に見た目で美味しそうなんです。

そしてサチエやミドリは食堂を通じて地元の人と交流していく姿を見て、やっぱりどこにいても誰に対しても変わらないんだなとつくづく思いました。

すこし概要がわかったところで・・気になる映画の内容を見ていきましょう。

かもめ食堂映画を見る前に知ってほしいその2

 

悲しいくらいお客さんが来ないけど、

それでも明るい彼女たちを見ると、

わたしも元気になる。

かもめ食堂初めてのお客は日本が好きな青年

フィンランドのヘルシンキの街のなかにひっそり・・日本人のサチエはここで食堂を始めました。

名前はかもめ食堂。

幼い頃父が作ってくれたおにぎりの思い出を胸に鮭・おかか・梅の3種類をメインメニューにしていました。

地元の人は小柄で幼く見えるサチエを、

「子供が店をやっている。」

もちろん彼女は子供ではなく38歳になったばかりの女性でしたが、そんな噂が近所で流れお客さんが全然来ません。

その後ようやく最初に来たお客さんは「ニャロメ」と書かれたTシャツを着たトンミ・ヒルトネンという日本語がとても上手な青年でした。

そしてサチエは何気なく入ったカフェで本を読んでいる日本人に出会います。

トンミ・ヒルトネンはアニメが好きで、ガッチャマンの歌を知りたいと話していたので、

「ガッチャマンの歌、ご存知ですか?」

と突然聞きますが、ミドリは弟がよく見ていたから知っているとスラスラ書き始めました。

お互いの事情を話しているとなにかワケありの彼女でしたが、ガッチャマンのお礼にとサチエは家に招きます。

次の日ミドリは観光を終えかもめ食堂に戻ると、店を一緒に手伝いたいと申しでました。

かもめ食堂コーヒーが美味しくなったきっかけ

原作には出ませんが、謎の男性がかもめ食堂に訪ねてきます。

コーヒーを注文し、美味しいと話す彼の目は厨房を見つめていました。

すると急に・・

「もっと美味しいコーヒーの淹れ方がある。」

と言うと厨房の中に入り、「コピ・ルアック」という言葉をコーヒに触れながら心を込めて言うことだと話します。

実際サチエが飲んでみると本当に美味しかったようで、ミドリやトンミ・ヒルトネンにも早速同じように淹れてみるといつもと違うと感激していたので少し嬉しくなります。

コーヒーも美味しくなったこともあり、次の日サチエはミドリとシナモンロールを作り始めました。

焼きあがるととても良い香りが店中に広がり、思わずいつも噂をしていた女性3人組が匂いに引き寄せられ入ってきます。

コーヒーもシナモンロールもとても美味しかったようで、それから彼女たちが常連になりました。

少しずつ地元のお客さんが増え始めた頃、なぜかジッと店を見ている女性が現れます。

何かあるのか分からず無視していると、今度は女性が2人に増えていました。

かもめ食堂マサコのカバンはどこへ

1人は日本人でマサコという女性でした。

店に入るとコーヒーを注文し、

「フィンランドについてから、3日経っても荷物が出てこないんです。」

と言う彼女は、特に観光で来たわけではなく急いで日本に帰る予定はないようでした。

そして次の日に店を見ていた女性・リーサは店に入ると・・突然コスケンコルヴァという強いお酒を注文します。

一杯飲むと今度はマサコにも同じお酒を勧めますが、彼女はそのまま椅子ごと後ろに倒れてしまいました。

サチエたちが車で送り届けると、ィンランド語が分からないはずのマサコがなぜか事情を聞いて理解しています。

リーサの旦那が理由もわからず出ていってしまい戻ってこないという悩みを抱えていたようです。

普通だと分からないはずなのに・・と疑問に思いますが、もたいまさこさんが演じるマサコなのでありえない状況でしたが思わず納得してしまいました。

かもめ食堂に惹きつけられた人々

それからマサコの荷物がなかなか出てこないので、一緒にかもめ食堂を手伝うことになりました。

店も繁盛し始め少し落ち着いた時・・リーサが店に来てなぜか日本の魔術について聞きてきたので、サチエはなにげなくワラ人形のことを教えました。

それからリーサとも仲良くなり、かもめ食堂の定休日にサチエとミドリとマサコとリーサ4人でフィンランドの名物であるサウナに行きます。

ごきげんな4人が店に戻り見たのは・・泥棒でした。

とっさにサチエが合気道で倒した泥棒は一度かもめ食堂に来て、美味しいコーヒーの淹れ方を教えてくれた男性でした。

なぜそんなことをしたのか聞くと、もともとかもめ食堂の前に店をやっていたらしく厨房に忘れた荷物を取りに来たようです。

しばらく沈黙が続きますが、お腹が空いたのでみんなでおにぎりを作り始めました。

リーサや男性は日本のソウルフードと聞いて不思議そうにおにぎりを見つめましたが、食べてみると美味しかったようです。

そしてマサコの荷物も見つかり日本に帰ろうとしますが、なぜか港で会った老人に猫を渡されその状況になにか意味を感じたマサコはフィンランドに残る決意をします。

再び3人でかもめ食堂をスタートし、働いているときれいに着飾ったリーサが店にやってきて、

「逃げた旦那が帰って来たの!」

と明るく話す彼女が頼んだメニューはおにぎりでした。

その後も続々とお客が店に入り、気づくと店は満席になっていました。

フィンランドでサチエがしてきたかもめ食堂が認められた瞬間でしたね。

かもめ食堂映画を見る前に知ってほしいその3

 

ちょっとおしゃれな食器に、

料理を盛りつけすると、

かもめ食堂の世界に入り込める気がする。

かもめ食堂の料理を作ることが出来る?

「かもめ食堂」に出てくる料理はフードコーディネーターの飯嶋奈美さんが監修しています。

監修した映画やドラマは数知れず・・。

小林聡美さんが出演された「めがね」やそのほか朝の連続ドラマ「ごちそうさん」でも美味しそう料理が登場しましたね。

かもめ食堂に登場する料理は飯島奈美さんの本に掲載されています。

映画で特に気になったのは、シナモンロールです。

お客さんがなかなか来ない中サチエとミドリが作ったシナモンロールですが、今までずっと店の噂をするだけでなかなか入ってこなかった地元の人達が匂いにつられて来店します。

それ以来かもめ食堂の人気メニューになりました。

私もシナモンロールが大好きでレシピを参考に自分で作ってみましたが、やっぱり雰囲気と使う食器って大事ですね。

かもめ食堂のマネしてコーヒーを入れてみたり・・。

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映画をみてしばらく世界観に浸りました。

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あとかもめ食堂に絶対欠かせないおにぎりですが、最近確かにコンビニでは様々な食材が具になっています。

でもやっぱり梅・おかか・鮭というサチエの気持ちもよくわかります。

シンプルな具で食べるとホッとする味だと思います。

そして映画で登場した青の食器がとても印象的で、

「日本の食器?」

と思うくらい和っぽかったので調べてみるとフィンランドのアラビア社のアベックシリーズの器でした。

おにぎりにもしっくりきますが、他の食材をのせても素敵です。

すべてがおしゃれで、使っている雑貨の可愛さやもたいまさこさんが着ていたマリメッコの洋服が自然に溶け込んでいました。

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映画の前に原作の内容はこちらをご覧ください。

「かもめ食堂」小説で分かったサチエがフィンランドを選んだ理由

「かもめ食堂」サチエがおにぎりにこだわる理由とミドリの出会い

「かもめ食堂」料理に込めた日本への想い|伝えるためにすること

「かもめ食堂」フィンランドの街で偶然出会った3人の女性

「かもめ食堂」結末でみんな幸せになることが出来る?

かもめ食堂の映画を見る

以上、

「かもめ食堂」映画を見る前に知ってほしい3つの魅力でした。

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