「動物のお医者さん」菱沼聖子の摩訶不思議な行動に全員唖然

 

 

衝撃的なエピソードが多数だが、

彼女がなぜ就職出来たのか、

それまでの道すじを辿ってみる。

「動物のお医者さん」は佐々木倫子さんの作品で1987年から1993年まで花とゆめで連載されていました。
単行本は12巻まで発売されています。
コミック文庫や愛蔵版も人気で、累計2000万部以上の売り上げを記録しています。
2003年には俳優の吉沢悠さん主演でテレビドラマが放送されました。
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サイト管理人のMira.Buleと申します。

西根公輝ことハムテルは北海道にあるH大学の獣医学部に進学し、親友の二階堂とともに獣医を目指し奮闘していく物語です。
そのなかでさまざまな人や動物に関わっていきますが、菱沼聖子という公衆衛生学の講座に所属する大学院生の女性がかなり変わった人でした。
他の人よりも話すスピードや動作が以上に遅いという性格の持ち主。
そんな彼女のおもしろエピソードを詳しく見ていきましょう。
今回は以下のような内容でご紹介しています。
動物のお医者さん菱沼の特殊な体質
動物のお医者さん菱沼に初のロマンス?
動物のお医者さん菱沼の就職問題
個人的な本の感想そして作品の内容を詳しく書いています。
あくまでも参考程度にご覧ください。

動物のお医者さん菱沼の特殊な体質

 

おっとりした見た目だけど、

行動はかなり変わっている。

鈍感さも含め彼女の魅力が溢れている。

動物のお医者さん体温が変温動物並み

菱沼はH大獣医学部公衆衛生学の講座に所属する大学院生です。
ハムテルと二階堂が獣医学部に進み、生理学実験室で実験をしていた時なぜかふらっと現れ
「器具洗うの手伝いましょうか〜。」
彼女がなぜそんなことを言ったのか・・それは・・
使われた器具についた血液が餅っぽい感じになっているのを取るのがとても大好きでした。
はたから見るとまったく理解できない趣味ですが・・。
すると横でハムテルと二階堂のグループが、
氷が入った冷たい水に手を入れ下がった体温が戻るのか?という実験をしていたので菱沼も試しに入れてみると、まったく体温が戻りません。
普通の人だと恒温動物だからある程度下がり、徐々にもりかえします。
菱沼の場合平熱が体温計に出ないくらい低く、しかも痛覚が鈍いので教授からも本当に生きている?疑惑が浮上してしまいました。
そして痛みに鈍感な菱沼があることに気づかず、大変なことになる一歩手前の出来事が起こります。

動物のお医者さん鈍感さが危険を招く?

低体温を誇る菱沼は朝がめっぽう弱く、さらに暑さが苦手なので夏の朝は特にきついようです。
ある日なんとなくお腹が痛かったですが、気難しい細菌の世話があったのでそのまま大学に行きました。
夏休みということもあり公衆衛生学講座にハムテルたちや漆原教授が集まり、みんなでアイスを食べていると急に菱沼がお腹を痛めます。
そのアイス、じつは細菌と一緒の冷蔵庫に入れていました。
まさかあの菱沼がお腹を壊すなんて・・。
教授をはじめそこにいた人たちはざわつきます。
なぜなら血圧・体温・痛覚はかなり問題がありますが、病気になったことがないという丈夫な体の持ち主でした。
すぐ痛みは収まりますが昨日もすこしお腹が痛かったと話す彼女に一つの疑惑が上がります。
それは細菌に感染したかもしれないということでした。
そんな話をしていると、研究をしていたダニや蚊が逃げ出していたので菅原教授が慌てて病院に行かせるとそこで下された診断はなんと・・。
急性盲腸炎でした。
普通の人ならすごく痛いはずなのに痛さに鈍感だから気づかなかったようです。
一足遅かったら大変なことになっていましたが、気づかないなんてある意味すごいですね。
そんな菱沼ですが、恋の話は今まであったんでしょうか?

動物のお医者さん菱沼に初のロマンス?

 

菱沼さんの恋愛する姿は想像出来ないけど、

元恋人が現れる?!

はたして元サヤはあるのか、それとも・・。

動物のお医者さん話の流れが恋ではなかった

菱沼は研究が忙しく次の日健康診断というのに講座に泊まったあげく学生と酒盛りをしてしまいます。

年頃の女性なのに・・と菅原教授は嘆きましたが、そのまま保健管理センターへ行きました。

そんな菱沼のことを漆原教授は菅原教授に、

「あの人あんたが面倒見てやらないといつまでも結婚出来ないよ。」

と言うのでハムテル達に相談していると、突然・・菱沼が保健管理センターに新しく来た医師とただならぬ雰囲気になっていると噂が立ち、しかも昔の恋人ではないかという衝撃的な話が飛び込んできます。

あわてて現場に向かうと、ふたりが話をしていたのでそっと聞いてみると・・。

「あんな別れ方をしたので気になっていた。」

「だって食事がまずかったんですもの。」

「病院なんだからしかたがないよ。」

なんだか元恋人という雰囲気ではありません。

すると、

「あのときのこと許してくれますか?」

「絶対ダメ〜〜〜〜〜〜。」

思わず菅原教授が手助けしようと口をはさむと、まったく恋の話ではありませんでした。

動物のお医者さん自分の腸を見た女性

以前急性盲腸炎で入院したときに盲腸の手術をしたことがないから僕にやらせてくれと言いますが、初めてということもあり不安になります。

盲腸炎の手術は悪いところを切って残りはまた腹に戻すのですが、慣れていないため腸を力ずくで詰めた場面を菱沼はじっと見ていました。

なぜ患者である菱沼が戻す所を見ていたかというと、痛さに鈍いので局所麻酔では意識を失わずにライトに写った自分の手術をずっと見ていたという・・。

しかも退屈で他に見るものがなかったからと話す彼女の話を聞いて、やっぱり恋人ではなかったと全員がっかりします。

でも菅原教授は恋人が出来ないことより、年頃の女性が自分の腸を見ていいのだろうかということが気にかかりましたが、それよりももっと重要な悩みがありました。

それは恋のことだけではなく就職問題も抱えている菱沼がこのまま講座にずっと残るのではないかという心配です。

動物のお医者さん菱沼の就職問題

 

しゃべるスピードと、

おっとりした行動が、

就職の壁にぶち当たる。

でもそんな彼女に女神が微笑む?

動物のお医者さん奇跡が起きる?

桜が咲く4月になると大学には会社の人事課の人が続々とやってきます。

でもスカウトの人たちは来年の春卒業予定の男性を求めていました。

菅原教授はダメ元で菱沼も席に座らせますが、もちろん眼中になく「女性はちょっと・・」とやんわり断られます。

菱沼はその状況を気にするわけもなく就職が決まらなかったらずっと講座に残って研究を続けるつもりと話すので、どうにかしようと考えた菅原教授は以前講座にいた菱沼の同級生神矢に就職をお願いしました。

そしてまさかのトントン拍子に話が進み、あとは健康診断だけ・・という状態までこぎつけますが、二階堂はおかしいと言い始めます。

なぜならそこは3年前に菱沼が落ちた会社だったため、なぜ年齢的に不利な彼女を今更採用するのか疑問でした。

すると驚くべき理由が判明します。

そこは乳酸菌飲料の会社で、神矢はミルピス(商品名)を飲んで身体にいいということを証明する研究をしていましたが、実際そこまで言いきれる程のデータが出ませんでした。

そこで菱沼のような特異体質ならもしかしたら・・という望みを賭けて選ばれただけだったという理由だったのでもちろん納得するわけはなく今回も結局決まりませんでした。

このまま就職が決まらず講座に残る可能性がかなり出てきますが、チャンスが巡ってくる日は来るのでしょうか?

動物のお医者さん人手不足で良かった

菱沼は就職が決まらないまま1年が過ぎようとしていました。

そしてまた各社のスカウトの人たちがやってきましたが、彼らは来年4月卒業のハムテルたちを目的にしていたので年齢を重ねた菱沼にとってはますます状況は難しくなります。

でも今年はあの漆原教授が就職委員なのでかなりチャンスがありました。

普通だと学生が希望を言いそれに合った会社を紹介しますが、待つのが嫌な漆原教授は勝手に決めていきました。

なので菱沼にもおこぼれが回ってきましたが、以前2番目に受けた会社が一番良かったので、そこを基準に考えると言い出します。

それは東京の会社でしたが、面接会場に遅刻した挙げく・・

「すみません〜〜、やっぱり東京ではお勤めできません〜〜。」

と菱沼からお断りした珍しい案件でした。

どんどん多くの学生が就職を決める中、菱沼が一番良かったと言っていた会社が札幌に研究所をひらくいう話が舞い込みます。

漆原教授はその会社の面接に二階堂をむりやり送り込みますが、ハムテルと一緒に博士課程に行きたいという気持ちが抑えきれず断ってしまいます。

面接官が怒り出す中ドアを開けたのは菱沼でした。

「私を採用してもらえないでしょうか〜〜。」

あの日何が起きたのか・・。

それは会社の問題ではなく東京のラッシュアワーの凄さにこの環境ではやっていけないと感じたため断っていました。

面接官はラッシュアワーに対応出来ないテンポで仕事がはかどるのか心配でしたが、空前の人手不足ということもあって泣く泣く菱沼を採用します。

こうしてようやく長かった春に終わりを告げました。

菱沼さんがおもしろすぎて話がつきませんが、ざっくり彼女のエピソードをまとめてみました。

以上、

「動物のお医者さん」菱沼聖子の摩訶不思議な行動に全員唖然でした。

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