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買取スタッフつぶやき管理人のMira.Buleです。
「おじさまと猫」は漫画家の桜井海さんが、
一度猫漫画を描いてみたかったのです。
…というところからTwitterで、短編漫画の公開から始まりました。
単行本化される時には、全てのページを清書しているらしく、
ふくまるがペットショップにいた頃のお話
おじさまの友人小林さんが初めてふくまるに会ったエピソード
…など書き下ろしで収録されています。
今ではしあわせなふくまるの姿を見ることができますが、実はなかなか飼い主が見つからずペットショップで寂しい思いをしていました。
でもおじさまと出会い、2人にとって大きく人生が変わることに…。
猫が苦手だったおじさまが、なぜふくまると暮らすことになったのか?そしてふくまるの不安や心の葛藤を描いたエピソードを詳しく見ていきましょう。
この記事でわかることは、
「おじさまと猫」ふくまるとの出会い
おじさまと猫ふくまるのエピソードが感動的
※個人的な本の感想そして作品の内容を詳しく書いています。あくまでも参考程度にご覧ください。
この記事の目次
「おじさまと猫」ふくまるとの出会いは?
「おじさまと猫」はペットショップで売れ残った猫ふくまると、おじさま神田冬樹が出会い一緒に暮らしていく、2人の心温まる日常を描いたお話です。
まずは猫のふくまるとおじさまがペットショップで出会うところから始まります。
おじさまとふくまるの出会いはペットショップだった
主人公である猫のふくまるはエキゾチックショートヘアですが、顔に鼻くそのような模様がついています。
そのため見た目が少しぶちゃいくな感じのため、なかなか飼い主に縁がありません。
1年という月日がすぎ、ふくまるの体は大きくなりペットショップの狭いゲージのなかで、
どうせ自分なんてだれも興味なんてないんだ。
…と、諦めていました。
ところがある日、ふくまるを優しく見つめる人が…。でもふくまるは人を信用できなくなっていたので、
きっと僕を連れて帰っても、妻や娘のプレゼントなら絶対いらないと言われるはず!!
返品にゃんか嫌だ!!
心で強く叫びます。ところが、そんな不安をかき消すようにおじさまが放った言葉は…
この猫をください
…でした。
おじさまはなぜふくまるを選んだ?
引用:Twitterおじさまと猫
2人は家に帰ると、もうすぐ1歳になるふくまるを、満面の笑顔でやさしくハグをしてくれます。そして、
私が欲しくなったのです。とても可愛くかわいくて。
と言ってくれました。
ほかの猫たちではなく、なぜふくまるを選んでくれたのでしょうか?
しかも今まで、猫どころか動物を飼ったことのないおじさまが、いきなりふくまるを飼うことはかなりの勇気が必要だったはず…。
だからふくまるは家族に拒否されるのではないかと不安で仕方ありませんでした。
ところが広い家におじさまが1人で住んでいることを知ります。
そんなおじさまを見て、
わたしがいるにゃ。
ふくまるはおじさまも孤独なんだと知り、寄り添います。そして、
ふくまるに出会えたことが幸福
ということで、「ふくまる」と名付け、2人はめでたく家族になりました。
最初はクールでダンディな印象のおじさまでしたが、徐々にお茶目な一面も見せるようになったのでクスッと笑えますね。
「おじさまと猫」ふくまるの寂しさは消える?
家族はかけがえのない存在だ。
それは人間でなくても同じ。
色々な事情を抱えて落ち込むこともある。
そんな時そばにいてくれてありがとう。
おじさまとふくまるの距離が縮まる瞬間
その後ふくまるを家族として迎え受けるため、名前を決めたり必要なものを揃えたり…。
でも全てのことがはじめてなので、なかなかうまくいきません。
ふくまるをお風呂に入れようとしますが、猫は水が嫌いなので逃げてしまいます。
まだまだ気持ちがつかめず、
君はここにきて幸せなのかな…。
…と思わず落ち込みますが…。
そのあとのふくまるの行動に心を打たれます。
おじさまがお風呂から出るのを待っていましたが、そのまま寝てしまいます。
お風呂が怖いのにその場所で…。
おじさまを思う気持ちにグッとしますね。
そして最初はぎこちなかった2人の生活も、一緒にいるうちに少しずつ距離が縮まります。
おじさまがふくまるを飼う理由
エピソードの中で大きな問題もハプニングもおきませんが、徐々におじさまのことが明らかになります。
ふくまるにはパパさんと言われていますが、本名は神田さんといいます。
家族についてははっきりと描かれてはいませんが、お子様はすでに独立されているようです。
そして奥様はいつも回想シーンですので、多分先立たれているのではないでしょうか?
ではなぜおじさまが一人でペットショップに行き、猫(ふくまる)を家族として受け入れようとしたのか?
そこには奥様との約束があったようです。
「猫を飼わない?」
「猫?」
「そう 子供の頃から一度飼ってみたかったの」
「子供たちが大きくなって、手が掛からなくなったら飼ってもいい?」
「構わないがどんな猫が飼いたいんだい?」
「それはね・・・」
「あなたに決めてほしいの」
奥様が猫が好きで飼いたかったということはもちろんありますが、でも間違いなくふくまるを選んだのはおじさまの意思だと思います。
あなたに決めて欲しいという言葉が奥様との絆として今でも心の中にあると思います。
おじさまがいつから一人だったのかは定かではありませんが、奥様の仏壇の前でふくまるとの生活を報告する表情は本当に幸せそうなので、これからももっと二人で思い出を作って欲しいですね。
おじさまとふくまるの絆が深くなったエピソード
「おじさまと猫」では本当に全話と言っていいほど感動の話が詰まっていますが、特に涙したエピソードをお話しします。
第13話「忠猫ふくまる」
おじさまの家に来て初めてお留守番を経験します。
ふくまるは大好きなおじさまが帰ってくるまでワクワクしながら待ちますが急に不安になります。
「もうパパさん帰ってこないかもしれない」と・・・
おじさまはふくまるのことを大事に思っていたので、そんなことは絶対にありません。
でも今まで散々ペットショップで寂しい思いをしていたこともあり、仕事に出かけたおじさまの帰りをずっと玄関で待つふくまる。
そしてようやく帰って来たおじさまに喜んで飛びつく姿は本当に感動しました・・・
初めて愛されたことで、すぐには無理だと思いますがふくまるの不安が徐々に消えて行くといいなと思いました。
第20話「ふくまるちゃん」
ある日おじさまはふくまるを買ったペットショップに行きます。
そして販売してくれた店員さんにふくまると名付けたことを伝えました。
普通はわざわざ言いに行かないと思います。
でもおじさまの人柄の良さと長く売れ残っていたふくまるのことを、店員さんは親身になって相談に乗ってくれていました。
だからもうふくまるは一人じゃないということを伝えたかったのかもしれません。
ペットショップでの生活も悲しいことばかりではなく、店員さんの愛情はふくまるにも注いでくれていたと思います。
どのエピソードも本当にジーンときます。
猫に興味がなくても家族に動物がいれば伝わるのではないでしょうか?
そして番外編もあるのですが、こちらは4コマ漫画になっていてもっとシンプルに話がまとまっています。
でも番外編の方がクスッと笑えるので、ぜひふくまるの可愛さを実感してください。
おじさまの友人である小林さんとの掛け合いもかなり笑えます。
おじさまがめちゃくちゃ、ふくまる愛と猫愛を発揮してますから。
あと猫を飼ってる人にはかなり、「あ〜、あるある」ネタですのでぜひ読んでみてください!
以上、
「おじさまと猫」ふくまるの健気さが毎回泣けると話題でした。
このページを最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。