「山と食欲と私」は、信濃川日出雄さんの作品で新潮社のWEBサイト「くらげバンチ」で絶賛連載中で、現在は16巻まで発売されています。
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「山と食欲と私」鮎美の職場で登山ブーム?数々のグルメが登場!
買取スタッフのつぶやき管理人のMira.Buleです。
「山と食欲と私」に興味を持ったのは、以前登山用品店に勤めていたことがきっかけ。
女性がメインの登山漫画は珍しかったので、親近感を持ちつつ山情報を参考にしていました。ご飯も簡単でおいしそうなレシピばっかり。そしてグルメはもちろんですが、アラサー女子の趣味の世界など気になるキーワードが盛りだくさん。
あと表紙はタイトル通り、山・食・主人公鮎美が心から山を楽しんでいる姿が印象的ですが、その表紙を外してみると…。
紙の単行本ならではの特典がありました。
この記事でわかることは、
鮎美が単独登山するきっかけはあのブーム?
表紙の下に載っている秘密はなに?
作中の山飯を紹介
今後山登りをしたい人にも興味深い内容になっていますので、詳しく見ていきましょう。
※当サイトでは個人的な本の感想と作品の内容を詳しく書いています。あくまでも参考程度にご覧ください。
この記事の目次
「山と食欲と私」の表紙を見れば分かる鮎美の登山スタイル
山に登る時、一人だと心細いこともある。
でも頂上に着いた時、
それ以上の達成感と、これからの希望を得れる。
鮎美が単独で登山する理由
「山と食欲と私」の主人公日々野鮎美は、東京に住む27歳の女性で、彼女の趣味は登山。休日になると山に行きます。
ただ女性1人で登っていると、かなり目立ってしまい…。
山ガールってやつね。当たり前に見かけるようになったなぁ。
登山男性からの一言に、
「山ガールって呼ばないで…。」
数年前に流行った山ガールという言葉。
彼女にとって嫌いな言葉ですが、実はそんな鮎美も以前は山ガール。でも山でのいろいろな経験を重ね、今では立派な単独登山女子に成長。
私が勤めていた登山用品店でも、ブームの影響で気軽に登山を始めるお客様が数多くいました。ただ…ほとんどの人がなかなか続かず断念。
そんな中続けている鮎美は本当にすごいですね。
そして登山では、体力も必要なので昼休みでもスクワットをするなど、普段から身体作りを怠りません。
ストイックに山と向き合っている鮎美ですが、ほかの登山者との出会いや、エピソードもたくさん描かれています。
さまざまな山のルールや共感できるシーンがたくさんあって、
あーわかるー!
と楽しめるポイントも盛りだくさん。
「山と食欲と私」で鮎美はどんな山に登っている?
鮎美は東京に住んでいるので、連休でない限り日帰りだと思うので、関東近郊が多いのではないでしょうか。
26話で出てくる高尾山は、東京都八王子市ですし標高も600mほどなので、とても人気ですね。
基本は単独で登る鮎美ですが、たまにほかの人と登ることがあります。
職場の先輩・小松原が主任になり、派遣社員の滝が新人として入ってきたので、団結力を上げるために経理部のメンバーで高尾山に行く計画を立てます。
経理課に移動してきた男性社員姫村も参加し、いざ4人で高尾山へ。
そのときなぜか鍋を背負った瀧が、少し遅れて来ました。
実は彼女、高校時代は山岳部で鮎美と同じ登山女子だったんです。そんな登山経験者と未経験者の4人で無事に高尾山を制覇できるのでしょうか?
鮎美が人と一緒に登る珍しい回なので、ぜひ山と食欲と私の3巻をご覧ください。
「山と食欲と私」の表紙の下には嬉しい情報が載っている?
道具にしても食事にしても、
一つ一つ欠かせないものばかり。
初心者だからこそ最初を大事にしたい。
「山と食欲と私」では作者の登山経験が描かれている?
「山と食欲と私」を読んでいると、話がリアルだし道具の情報もいろいろ出てきたので、
「原作者の信濃川日出雄さんも登山をするのかな?」
と気になり調べてみると、以前インタビューを受けていました。
僕はちょうど登山を趣味にしはじめたばかりの頃で、友人たちと高尾山や筑波山、塔ノ岳、谷川岳、富士山などに行ってたんですよね。連載が忙しい中で、このままだと自分の引き出しが空っぽになってしまう、自分自身の新しい趣味を見つけなければ……と、もともと関心のあった外遊びに挑戦し始めた時期だったんですよ
原作者の信濃川日出雄さん自身も単独登山が多いようですし、取材山行などで鮎美の気持ちや行動は忠実に反映しているようですね。
「山と食欲と私」の表紙の下には初心者にも役立つ情報が盛りだくさん
表紙の下には何が描かれているのでしょうか?
みてみると…登場人物たちの重量付き持ち物のイラストが描かれていました。ちなみに第1巻では、鮎美の持ち物がしっかり書かれています。
けっこういろいろあって多いように感じますが、無駄なものはありません。ほかの人が何を持っていっているのか、人それぞれで必要なものが違うので興味深いですね。
第2巻のイラストでは、ほかの登場人物たちの持ち物が細かく書かれています。日帰りだったり泊まりだったりテント泊だったり…。
それぞれ山の楽しみ方があるので、自分に近いギアを探してみるのも楽しいですよ。
正直この情報は初心者にはありがたいと思います。
早速いろいろ揃えたい!
でもいきなり店舗に行くのは抵抗があるかもしれません。
そんな方にはキングキャンプがおすすめ。海外のアウトドアブランドで、テントや寝袋はもちろん、1000以上のアイテム数があり、これから登山を始めたい人にも手軽に購入できる価格なのが魅力。品質もコスパも良いので、気になる方は公式サイトを覗いてみてください。
いきなりたくさんの装備は必要ないですが、表紙の裏を参考に自分のオリジナルを見つけていくのも楽しみの一つです。
「山と食欲と私」で描かれたレシピを再現!
山飯は簡単なのに、すごく美味しい。
頑張った分、さらに美味しい。
景色も含めて料理の一つ。
山と食欲と私でホットサンドは簡単で美味しい
表紙の下の秘密が分かったところで…。「山と食欲と私」の魅力の一つ。グルメですね。
作中では料理のシーンがしっかり描かれています。簡単なのにおいしそうな料理が多いので、参考にしやすいモノばかり。
私が実際参考にして作ったのはホットサンドで、漫画で使っているホットサンドメーカーは、パンの耳を落とさず焼けるのでかなり万能。
そして11話 「ホットサンド一期一会」では、フライドポテトのホットサンドを作っていました。簡単なので皆さんもぜひ作ってみてください。
山と食欲と私で登場するぽんかす丼ってなに?
引用:山と食欲と私2巻
続いて、15話で出てくる掟破りのぽんかす丼。かなり反響があった人気のお話です。
なぜ「ぽんかす」かというと、ぽんはポン酢、かすは天かす…というかなりシンプルなメニューですが、食べ出すと止まらない美味しさという…。
温かいご飯の上に天かすを乗せ、あとは乾物の桜エビとネギをいれるだけです。作り方も簡単ですね。
でも味ぽんって瓶に入っているので、どうやって山に持っていけば良いんだろう?と素朴な疑問。お弁当に入っている調味料入れだと小さいし…。
そこで鮎美が考えたのが、ミニサイズの醤油ボトルにポン酢をいれかえるという案でした。
これなら100mlというちょうどいい量が入るのでバッチリ!
こんなアイデアは、鮎美がいつもスーパーで使える食材や、使えそうなものを探す努力をしているおかげだと思います。
鮎美の山ごはんを作ってみたい方は、こちらをご覧ください。
『山と食欲と私』公式 日々野鮎美(+なかまたち)の山ごはんレシピ2
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以上「山と食欲と私」表紙の下に隠された嬉しい秘密【登山する人必見!】でした。このページを最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。