亜希子の人生を
彩るものは
かけがえのないものに
なっていた。
義母と娘のブルースは桜沢鈴さんの作品で、ぶんか社の「主任がゆく!スペシャル」で連載されていました。
単行本は全2巻で、2011年2月に1巻・2012年6月に2巻が発売されてからは増刷されていませんでしたが、ドラマが決まり2018年7月には上下巻が再登場しました。
4コマ漫画ということもあり読みやすく、ドラマも「ぎぼむす」と呼ばれるほど人気がすごいです。
血の繋がらない母と娘が辿る20年の軌跡が描かれています。
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サイト管理人のMira.Buleと申します。
義母と娘のブルースのコミックはドラマが始まるまで正直知りませんでした。
でも原作は4コマ漫画でサクッと読めますし、ドラマのシーンもあったのでかなり楽しめます。
キャリアウーマンで仕事もできて完璧に見える主人公岩木亜希子がなぜ子持ちの不器用な男性・宮本良一と結婚することになったんでしょうか?
それには深い理由がありました。
亜希子が選んだ選択で物語はどう進んでいくのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
今回は以下のような内容でご紹介しています。
義母と娘のブルース原作で結婚する理由
義母と娘のブルース原作で義母と娘の生活
義母と娘のブルース原作で幸せな結末?
個人的な本の感想そして作品の内容を詳しく書いています。
あくまでも参考程度にご覧ください。
この記事の目次
義母と娘のブルース原作で結婚する理由
愛と呼べるかわからないが
始まりがどんな形でも、
それが絆なんだと思う。
義母と娘のブルース亜希子と良一の出会い
主人公の亜希子は、業界トップの会社で働くキャリアウーマンです。
服装もいつもスーツで颯爽と歩き、言葉遣いは常にビジネス用語を使います。
32歳という若さで部長という役職についていたので業界でも亜希子は有名でした。亜希子と良一の共通点は同じ業界でライバル会社に勤める2人、ということだけです。
普段全く関わりがなかったのに、結婚に至るきっかけはなんだったのでしょうか。
亜希子と良一が偶然道で会います。
仕事で顔を合わせたこともあったので話を聞くと、良一が病に侵されていて余命が短いという事実を知ります。
そして自分がもし死んだら身寄りもいない一人娘のみゆきが心配でどうしたらいいか悩んでいました。
亜希子はその話を聞いて、仕事ひとすじの人生で孤独を抱えている自分に家族やそして子供がもしできるのなら・・・
たとえ恋愛感情がなくても良一の事情を受け止めることができました。
お互い求めている事情が一致し、自分がいなくなったあとのみゆきをみてくれることが、1番の望みだった良一は亜希子に望みを託しはれて2人は結婚を果たします。
義母と娘のブルースで家族を必要だった亜希子
亜希子がこの結婚を受け入れたのには自分に家族が欲しいという理由意外にもう一つありました。
幼い頃亜希子は両親を亡くし祖母に育てられましたが、小学生の時に祖母も他界してしまい天涯孤独になってしまいます。
そこからは施設で育ったという過去があり、もし良一が亡くなったらみゆきは一人になるかもしれない。
自分と同じような境遇になるくらいなら自分がみゆきの母親になればさみしい思いをせずにすむのではないかと思いました。
そんな無謀と思える状況でも受けいれたのには、そういう理由もあったんですね。
そして結局亜希子も、良一の病気のことを理解した上で結婚しますが、一緒にいるうちに本当に愛情が湧いていました。
良一さんのおおらかな性格と優しさは、人を魅了する力があり血の繋がりでは測り知れない絆が2人の愛の形を変えていきました。
しかし残念ながら良一は還らぬ人に・・
義母と娘のブルース原作で義母と娘の生活
頑張っても本当の親子に
なれないかもしれないけど、
時間はじっくりあるから大丈夫。
義母と娘のブルースで新たな仕事がスタート
亜希子は良一から託されたみゆきを大事に育てます。
その後みゆきも高校生になり生活も落ち着いてきたので、再び働こうと決めた場所それが近所にあるパン屋フランセでした。
ここで亜希子はパートとして働きます。
ドラマだとベーカリー麦田のことですね。
父親が倒れたのをキッカケに麦田は店を継ぎましたが、元ヤンキーだった事もあり近所からは問題があると誤解されていました。
でも・・こんなところにバリバリのキャリアウーマンがなぜ?と麦田は疑問に思いますが、真剣に仕事に打ち込む亜希子を見て次第に一目置くようになりました。
そのころから亜希子に恋心を抱くようになります。
そしてパン屋の経営も亜希子と麦田の努力で順調に黒字になります。
いよいよ麦田は亜希子への思いを胸に告白しようとしますが、その前に亜希子からまさかの辞表が・・
なぜなら今回のことを機に経営コンサルタントになるため起業するといいます。
その後は残念ながら2人の恋が結ばれることはありませんでしたが、麦田に対して少しは気持ちがあったんではないかとちょっと期待しますね。
ただ、亜希子の良一への思いが想像以上につよかったのかもしれません。
義母と娘のブルースで家族が離れる時
ドラマでは義母と娘の10年を描いているのでここからは全て原作の内容になります。
亜希子は経営コンサルタント会社の社長として以前のようにバリバリ働きます。
みゆきは幼馴染のひろきと一度疎遠になりますが、高校で再会してからは順調に交際を続け二人は結婚します。
そして子供も二人授かり幸せな生活を送ります。
結婚してからみゆきは亜希子の元から離れひろきの実家で姑と一緒に暮らしていたので、少し寂しい思いはありました。
・・・ところが同居生活で事件が起こります。
義母と娘のブルース原作で幸せな結末?
本当の家族とは何か?
義母と娘のブルースは
真剣に考える機会をくれたと思う。
義母と娘のブルースで転換期を迎える
ひろきの母がかなりの曲者で嫌味を言うような姑でした。
みゆきもどうにか耐えていましたが、とうとう姑と喧嘩をし家を飛び出してしまいます。
少しの間亜希子の元で暮らすことになりますが・・孫にも名刺を差し出して挨拶していました。
さすがキャリアウーマンの義母。
でも正直娘と孫と一緒にいることが出来るなら、こんなハプニングも嬉しいと思ってしまうかもしれません。
そして家出をしてから1ヶ月がたってようやくひろきから、
「戻ってこい。」
と連絡がきます。
ところがみゆきには心配ごとがありました。
「帰りたいけど・・・帰れない・・・」
という言葉・・それは再び一緒に暮らすうちに感じた亜希子の老化でした。
若く元気に見えますが、やっぱり義母は年を重ねていたのです。
その話を聞いて亜希子は無理やりみゆきたちを家に帰らせようとしますが、取引先との飲み会で酔いつぶれ路上で倒れてしまいます。
義母と娘のブルースの亜希子が思う家族の形
予想以上に亜希子の体は疲労が溜まり、ボロボロだったのでしょう。
みゆきは医者から亜希子が長く生きることができないことを知らされます。
ひろきにも相談して、姑や孫みんなで一緒に亜希子の家に住むことを決意します。
そして姑とのいざこざも解消することで亜希子を安心させることができました。
それから・・・
幸せなひと時を過ごしたあと亜希子は旅立ちます。
最後のシーンで
「会いたかった。」
と良一さんの元へ駆け寄り、
「たくさん話したいことがあるのよ。」
と嬉しそうに笑い合う二人・・・
亜希子の人生は色々なことがありましたが、家族ができたことや仕事へ打ち込めたこと・・全部素晴らしい人生だったと思います。
本当に感動できるお話でした。
血の繋がりのある父が亡くなった後、残させた娘と義母でしたがたくさんのドラマがあり辛いことを乗り越える強さを学びました。
素晴らしい親子の物語・・・なんども読み返したいですね。
「義母と娘のブルース」で感動する話と面白さのバランスが絶妙でした。
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以上、
「義母と娘のブルース」の原作でしか描かれなかった亜希子の人生でした。
このページを最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。