
ただの歴史の話・・・と
一括りにはできないくらい
奥が深い内容だった。
キングダムは原泰久さんの作品で、週間ヤングジャンプで絶賛連載中です。
2019年1月18日に待望の52巻が発売されました。
電子売上を合わせて発行部数は4000万部を超えているくらい、一度読み始めたら夢中になる人続出中です。
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サイト管理人のMira.Buleと申します。
キングダムが歴史漫画ということで正直最初は全く興味がありませんでしたが、読み進めていくうちにどんどん作品に引き込まれていきました。
話の中だるみもなく綿密に作られた内容は飽きることなく読めます。
でも今の形になるまで苦労はたくさんあったようです。
そこで作者の原泰久先生がキングダムを作り上げるまでを詳しく見ていきましょう。
今回は以下のような内容でご紹介しています。
キングダム作者原泰久先生がハマったもの
キングダム作者原泰久先生の経験が活きる
キングダム作者の原泰久先生は選択が上手
個人的な本の感想そして作品の内容を詳しく書いています。
あくまでも参考程度にご覧ください。
目次
キングダム作者原泰久先生がハマったもの
事実を知ると意外なことが多い。
作者のことを少しでもわかると、
そうやって話を創っていたのかと
知れたのが嬉しい。
キングダムは福岡で生まれていた?
キングダムの舞台は、中国の春秋時代・秦の始皇帝となる「政(せい)」と、物語の主人公である「信(しん)」を中心に中国を武力で統一していく物語です。
そして作者である原泰久先生は、1975年6月に佐賀県で生まれました。
キングダムは現在ヤングジャンプという青年誌で連載中ですが、作者の原先生が41歳ということなので年代的には週刊少年ジャンプの黄金期の作品を読んでいたようです。
80年代から90年代の作品と言えば、ドラゴンボールやキン肉マン聖闘士星矢、そしてスラムダンクなどその頃は本当に人気の作品がたくさんありました。
キングダムは努力や友情・勝利という少年漫画の雰囲気が強いので、その当時の作品の影響を受けているかもしれませんね。
そして原先生は現在出身地と同じ九州である福岡大野城市という場所で作品を製作しているそうです。
東京で作品を書いているかと思ったら九州の福岡でキングダムは生まれていたんですね。
職場が福岡ということもあり、ある番組を毎週好きで見ているそうなんですが、その縁で番組のDVDのジャケットのデザインを書き下ろしているらしいのです。
キングダム作者原先生が福岡で好きな番組?
その番組はゴリパラ見聞録と言って、テレビ西日本で金曜日の深夜に放送されている旅バラエティーです。
こんな夢のような企画が実現したのは、作者である原先生がその番組を毎週見ていたことから実現したようです。
ゴリパラ見聞録の出演者のゴリけんさんや、パラシュート部隊の斎藤さん・矢野さんは以前からキングダムの熱狂的ファンだったようで、このことが決定したときは夢のようだ!とかなり興奮したようです。
ゴリパラ見聞録DVD第6弾ジャケット引用
そして原泰久先生のコメントです。
この度は僕が大好きな「ゴリパラ見聞録」のDVDパッケージを描かせて頂き本当に光栄でした。
僕は佐賀県基山町出身でして、「キングダム」の連載開始と共に東京に上京しました。10年間東京で作業し、3年前に拠点を福岡に移しました。そこで初めて「ゴリパラ」という番組に出会ったのですが、本酔いしてる飲み会をそのまま流していて衝撃を受けました。たまたま特別篇を観たのかと思ってましたが、毎回飲み会が流れるので、さらに衝撃を受けました(笑)。そこからずっと番組を観させて頂いております。
毎週金曜日は原稿作業が朝までコースになるサイクルなので、深夜の「ゴリパラ」には毎週ものすごく元気を頂いております。
パッケージのイラストについてですが、コンセプトは「挑戦者」です。3人でお酒を飲んでる絵という案もあったのですが、僕は「ゴリパラ」の神髄は「挑戦者の葛藤」だと勝手に思っているので、こちらの絵になりました。
3人そろってそれぞれの表情で立ち向かっていく姿です。王賁・ゴリさんは寡黙に腰を落として力強く前を見据えます。
信・斉藤さんは、喜怒哀楽全ての感情をさらけ出してセンターを引っ張ります。
蒙恬・ぺぺさんは、深く考えてるのか考えてないのか悟らせない絶妙な表情でお2人にそっと寄り添います。
実は似顔絵が大の苦手なのですが、表情に関しては自分としては納得の絵となりました。
完全アナログ作業の一発勝負(カラーインクなので塗り直し不可)なので、「あいた、旗失敗した」と思ったのですが、ここできらびやかな旗を描いてしまっていたら、「挑戦者」の旗ではない! と感じたはずです。なので結果オーライとします。
僕も緊張した初めてのDVDパッケージイラストになったのですが、お3人に納得して頂けたら嬉しいです。
では、これからも番組楽しみにしていますので、3人力を合わせて頑張って下さい。
くれぐれもお酒の飲みすぎで体を崩されませんように。
このコメントを見ると本当に原先生は番組を視聴しているとわかります。
ゴリパラ見聞録で、キングダム展を訪ねる旅があったので興味のある方は是非見てください。
https://www.tnc.co.jp/goripara/diary/archives/135
キングダム作者原泰久先生の経験が活きる
一つのことだけではなく、
様々な経験が人を成長させる。
だから無駄なことなんて一つもない。
キングダムを描く前にあの人のアシスタント?
今でこそキングダムは累計3500万部を超える大人気作品ですが、じつは作者の原泰久先生・・キングダムが初めての連載だったそうです。
そんな作者の原先生はキングダムの連載が始まる前に編集部のスタッフから武者修行に行ってこいと言われ、行った先はあのスラムダンクを世に出した漫画家井上雄彦さんです。
アシスタントの期間は5ヶ月弱だったようですが、そこでの井上先生のアドバイスがその後のキングダムに影響を与えたようです。
その頃原先生はストーリーを考えることにエネルギーを注いでいましたが、主人公である信の目を大きく描いたほうが良いと井上先生に言われてから変更したところ・・・
そこから大きな反響があり人気に拍手がかかったようです。
でも確かに信の目が大きくなってから芯の強い男性で中心人物という印象が強くなったので、効果てきめんです。
スラムダンクやバガボンドなど井上先生の描く人物はたしかに個性が強いのでこのアドバイスに納得ですね。
大げさだけどその一言がなかったら、人物にインパクトがなくてヒットしなかったかも・・と思うと出会いって本当すごいです。
キングダム作者の原泰久先生は別の仕事をしていた?
実は原泰久先生の漫画家デビューはそこまで順調ではなかったようです。
大学4年生でちばてつやヤング部門の準大賞を受賞しましたが、そこからは読み切り作品のオファー程度でなかなか連載の話がありませんでした。
そこで状況をガラッと変え、プログラマーとしてサラリーマンに転身します。
なかなかそこまですっぱり見切る勇気って難しいと思いますが、その経験があったからこそ今のキングダムを書くことができたと作者の原先生が言っています。
なぜなら実際会社という限られた場所で仕事をしてみると様々な個性が分かります。
自信を持って仕事をする人や、ワンマンな上司、口ばかりの新人など一人一人はバラバラですが、会社で目的を果たすためにまとまっていく過程が見れるのです。
だからキングダムの世界でも泰という国の中で起きることはサラリーマン時代の経験が大きく影響しているようです。
3年で原先生はサラリーマンの仕事は辞めますが、再び漫画の世界に戻ると考え方がガラッと変わりました。
ようやく勝ち取った連載のキングダム、今でも人気は落ちることはなくストーリーや人物は進化しています。
漫画を描く上でそれまで経験したこと事が多いに役に立ちました。
キングダム作者の原泰久先生は選択が上手
選ぶ道を間違うと、
全く違う答えが出てくる。
そこで結果が変わる。
キングダムで選んだ時代背景が今までない内容だった
当時中国の春秋戦国時代はあまり需要がないと言われていました。
ところが予想ははるかに超え、アニメ化や映像化2013年にはマンガ大賞に選ばれるほどの作品に成長したのは、原先生が小さい頃から大河ドラマを楽しみに見るほど歴史が好きだったようです。
そして歴史漫画を描くにあたってみんなが知っている有名な時代だと受け入れてもらいやすいですが、その分色々な人が書いているので史実と違うと批判を受けやすくなります。
だからあまり他の人が手をつけていない、春秋戦国時代を選んだようです。
でもなかなかあまり知られていない時代を描くことはかなりリスクがあったと思いますが、それが見事に成功しキングダムのヒットにつながりました。
原先生の作戦はやっぱりすごいですね。
キングダムのキャラ設定が見事に成功
キングダムは当初、泰王政を主人公に考えていたようですが、政がメインだと王宮の話が中心になるので派手な戦場シーンはあまり描けません。
そこで担当さんのアドバイスもあり信を主人公にして、政もメインにすればどちらの場面も描くことができます。
柔軟な考えあったおかげで、より話がおもしろくなりましたね。
あと河了貂の活躍も当初はここまで想定してなかったようです。
今では貴重な頭脳としてなくてはならない存在に成長しましたが、作品のはじめに登場した時に蓑みの着ぐるみで出てきたことを考えるとかなりの出世です。
実はもともとキングダムオリジナルキャラという河了貂を原先生自身は軍師にするつもりはなかったようですが、スタッフからの意見や人気により急遽設定を変更したそうです。
本当は初めにある程度設定が決まっているので、こういった急な事は異例だったようです。
そういった理由で河了貂は昌平君の建設した軍師学校に入学し、今では 何千人もの兵をまとめるかなりレベルの高い軍師に成長しました。
今回にようにキャラクターがハマり活躍できるのを見るのは本当に楽しいですね。
キングダムを生み出した作者の原泰久先生ですが、色々悩み試行錯誤の結果、あの素晴らしい話が作り上げられてきました。
もともと歴史がすごく好きだったということが活かされ、より史実にも基づいていたということがわかったのでこれからの展開が楽しみです。
fa-arrow-circle-downキングダムのアニメを見るfa-arrow-circle-down
以上、
キングダム」作者の原泰久先生はどんな人なのか調べてみたでした。
このページを最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。